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ボランティア・NPOフェスタなごや2010

ボランティア・NPOフェスタなごや2010」 初めての試み「おしゃべりサロン」大成功
(日本インターネット新聞JanJan http://www.janjannews.jp/archives/2870157.html

* 2010年03月13日
* 市民活動
* 愛知

Esaman
 3月7日、黒川にある名古屋市の社会福祉協議会の建物で開催された、ボランティア・NPOフェスタなごや2010に参加してきました。
 このボラフェス(ボランティアフェスタ)には、昨年も参加して報告を書かせていただきました。
 この日は朝から、あいにくの雨でしたが、会場にはそれなりの参加者が来館し盛り上がっていました。

 実行委員として関わっているため、直接関わった企画以外は、あまり詳細な報告は出来ませんが、おおまかに流れを説明します。
 
 午前中は、メインホールでジョン・ギャスライト氏の講演があり、自然や環境についての話がありました。
 後半、愛地球博のキャラクターとして人気のあるモリゾーとキッコロが登場、環境に関連するクイズを出したりしていました。

1

壇上から環境クイズを出題するジョン・ギャスライトさんとモリゾーとキッコロ。モリゾーは、実はゴンタ君(ノッポさんの相方)と似ているが、より横幅があり、移動が困難である。ギャスライト氏によれば、モリゾーは「歩きやすいので、間伐された森が好きです」とのこと。

 講演後、メインホールは机が並び替えられて、前半分では団体の紹介などが行われつつ、後半分では、各種団体のコーナーが設けられていました。
 ところが、この机の配置が非常に悪く、紹介のできている団体と、ただの観覧席と化している団体とに分かれていました。
 この部分は、来年に向けての課題ではないかと思います。
 
 メインホール以外では、模擬店コーナー、フリーマーケットコーナー、体験企画コーナーなどが各部屋に分かれていて、どの部屋も参加者でにぎわっていました。
 模擬店コーナーでは、作業所の人たちなどが、天然酵母パンや手作り弁当などを販売していました。
 珍しいところでは、名古屋在住のアフリカ・セネガルの人たちによるフェアトレードのお茶などの販売がありました。
 チコリ(フランス料理などにも使われる苦いもの)のコーヒー、ルイボスティー、タマリンドティー、ビサップ(ハイビスカス)ティーなどを販売していました。
 何種類か販売していましたが、どれもなかなかの味です。
 
 また、キュール・ダンという、アフリカで歯ブラシとして使っている木の枝も販売していました。
 種類は3種類、タマリンド、メップ、ベルケ。
 タマリンドはカレーなどにも使われる、ペースト状になって売っている甘酸っぱい巨大なマメのような植物ですが、あとの2つは、アフリカにしかないもので、家の建材にしたり、葉を集めてヤギのエサにしたりするもののようです。
 (高いところにあるので自然の状態ではヤギは食べられない)
 昼ごろ、名古屋市長の河村たかし氏が会場にやってきたりする場面も。

2

セネガルの人たちのフェアトレードショップでお茶を買う河村たかし市長。名古屋開府400年のキャラ「はち丸君」もいる。はち丸くんは、頭以外は普通の格好なので、歩きやすそうである。

 私が実行委員として参加した企画について報告します。
 
 この企画は「おしゃべりサロン」というもので、いくつかのテーマに分かれて「受け止め役」のパネラーを中心に、参加者みんなで、テーマを中心に話し合いをしよう、というものでした。
 今年のボラフェスで初めて企画されたものです。
 
 なぜこのような企画をしたかというと、ボランティア関連のイベントに、講演者がやってきて、シンポジウムをしたり、講演をしたり、という企画は、よくみられるのですが、ただ話を聞いて帰るというものなりがちです。
 
 私は以前から、講演をよく依頼される著名なパネラーよりも、活動の現場に長く居る人や、当事者の話を聞いてみたいと思っていました。
 ですが、そのような人たちは「講演者」になることは少ないので、講演がうまいとは限りません。
 また参加者にも、経験のある人から初心者まで、いろいろな人がいるので、そのような人達を交えて、一緒に話をする機会がないものかと、いつも思っていました。
 これは、昨年のボラフェスに参加しても痛感していたことでした。
 イベントでは、講演というスタイルで話を聞くだけか、体験コーナーで短い間、軽い話をするか、となる場合が多いので、ぜひとも腰をすえて話をする機会がほしいと思って提案したところ、他の実行委員の人達からも、やってみたいという声が多く、実現に至った次第です。
 
 当初は、ボランティアや市民活動の世界でよくある課題である「ボランティアする側される側の本音トーク」と「助け合いの人間関係・地域関係の作り方」の2つに、もうひとつ、自由な課題を加えた3つの課題で行う予定でしたが、やりたいという声が多く、4つの課題についての机を用意して、講演会ではなく「受け止め役」のパネラーを中心に、参加者も加わって話をする、という企画に落ちつきました。
 
 自分は「助け合いの人間関係・地域関係の作り方」の進行役として参加してました。
 他のチームのことについてはわからないので、そこだけ紹介します。
 
 私の机の「受け止め役」になっていただいたのは、「希少難病の会」の安藤正さんです。
 安藤さんは、反貧困あいちネットワーク関連の活動(*1)でも活躍しておられる方ですが、どとらかというと集会の準備などで「縁の下の力持ち」的役割の多い方で、人前で話をされることの少ない方です。
 また活動分野が、大変重要とはいえ、目立たないものなので、この機会に皆様に広く知っていただくと共に、きっと、メジャーな団体では考えられない苦労もあろだろうと思い、パネラーをお願いしました。

3

「希少難病友の会」の安藤正さん。難病団体の問題と、助け合いのネットワークの問題を絡めて、非常にわかりやすく話をしてくれた。

 会場は、昨年は「縄ない」などの「体験コーナー」のあった、少し広めの部屋で行われましたが、ボラフェスの企画が全て集中している階とは違う階で、一箇所だけポツンと離れた場所で開催されることになったので、本当に人が集まるのか、外では小雨が降っていることもあって、かなり不安になりました。
 
 また、ひとつの部屋を区切って、4つのスペースに分けて使用しているのですが、スペース同士が近く、隣のスペースが盛り上がると、声が聞こえなくなる恐れもありました。
 
 時間が迫るにつれ、他のスペースは人が増えてゆきますが、自分の担当スペースは少ないままでしたが、開始時刻には、なんとか10人ほどの人が参加してくれました。
 
 まず安藤さんが、難病の現状についての話をしてくれました。
 難病とは、治療方が確立しておらず治らないもの、長期間の治療を要するもののことを指すそうです。
 また難病といっても、色々な病気があり、愛知県下では3万人ほどの患者が居てそのうち2万人が「愛難連」(愛知県難病団体連合会)に参加している。
 難病の中でも希少な難病は患者の数が少なく仲間が少ない。
 仲間がいても、患者はそれぞれの地域に点在しており、孤立しがちである。
 国も難病についての研究を毎年少しずつしかしておらず、特に患者の少ない難病は孤独になりやすい。
 孤独になると、介護疲れなどから殺人が起きてしまうことがある。
 そのようなことを起こさないためにも、政府が行っている公的扶助の削減などはやめさせないといけないし、助け合いのネットワーク作りは大切であるので、皆さんの話を聞いて帰りたいとのことでした。
 
 安藤さんの話のあと、参加者の皆さんで、テーマに絡めた自己紹介をしたのですが、参加者の人たちは、半分ほどが災害ネットワークや防災ボランティアの人たちでした。
 
 そのあと、防災ボランティアや、災害時のネットワーク作りについての話で盛り上がったのですが、そこで多数上がった意見としては…
 
・行政は災害時のネットワークを作るために、枠組みは作るが、機能していない。
・防災ネットワークが本当に機能するのかの検証も実績もない。
・そもそも行政府には地元の人が勤務しておらず、災害時に出勤してこれない。
・防災訓練の参加率も2割程度だった。
・災害時の安否の確認、必要な物資の備蓄は市民がやるしかない。
・実際に災害のときに役所に協力要請に行ったら、どこの誰かと言われて難儀した。
・都心部は昼と夜の人口が違うので、防災対策が大変である。
・せめて名古屋市の職員は市内在住者にしてほしい。
・災害時にもっとも必要なのは水とトイレである。
 
 また、助け合いのネットワークについての話し合いでは、
 
・名古屋では都心部でも盆踊りなどの町内会活動が盛んだが、関わっている人は少なく、一本釣りで参加している。
・いつでも誰かがいる居場所が必要で、そのような活動をしている。
・「人の迷惑をかけてはいけない」という価値観が浸透していて、「助けて」と言えない人が多い。
・そのような価値観を行政も利用して、福祉の利用率を抑えているのではないか?
・最近では、講演などで挨拶をすると、かえって不信がられてしまうことがある。
・個人情報だから名前を教えない、という人が多くなって来ている。これはかえって人の繋がりを希薄にしている。
・回覧板で訃報などが回ってきても、最近は誰かが分からない。
・大学のサークルと近所づきあいは、抜けやすさが違うので、近所づきあいのほうが重要のはずだが、いまはみんなすぐに引っ越してしまう。
 
 などの話が出ていました。
 
 実は、筆者も、お年寄りの話を聞く機会が多数あり(アイヌに限らず和人の方も)、その話の中には、昔の祭事や防災システムのようなものの話が、出て来る場合があります。
 
 年齢によって「役」があって公的な仕事が回ってくる、祭りの組のようなものがあり、その組で法事や祭りなどの準備をして、それが防災時やなにかのイベントの時に役に立った、そのような場で活躍することは無給であったが、憧れたり尊敬をされた、寺社がコミュニティセンターのように機能していた、特に水害の多い地域では、何百年も建っている寺や、高台にある庄屋の家が避難所になっていた、というものです。
 
 なんだか「昔の世界はすばらしい」と言いたくなる話ですが、これらの話は、現代には適応できません。
 なぜなら、登場人物が全て「農民」あいるは「地域民」であり、居住地と勤務地がほぼ同地域であるからです。
 そのようなコミュニティは既に少数であり、このシステムは現代では機能しません。
 自分が聞いた例でも、そのような相互扶助システムは、サラリーマンが増えるにしたがって消滅していました。
 また、そのような「近所づきあい」のあるシステムは、うっとおしいものであり、それから逃れるために都会に出た、という話も、その世代には多い話であるのも事実です。
 
 このような話を「受け止め役」の安藤さんに時々は話を振りつつ、ずっと話をしていました。
 進行役として、途中休憩を入れましょうかと提案しても「話が佳境に入っているので休憩はなくてよい」と参加者の、自分よりはるかにご年配の方々に言われて、あっという間に時間が過ぎていきました。
 
 最後には、部屋の仕切りをはずして、全体でどんな話をしたのかの共有を行いました。
 「まとめ」ではなくて、あくまで感想の発表の時間ですが、私たちの机の参加者は、話し合いの内容を事細かに報告してくれました。
 参加者にとっても、大変有意義な時間になったようです。
 
 「おしゃべりサロン」というスタイルは、非常にうまくいったようです。
 ぜひまた、機会があれば開催してみたいと思います。


 *1:反貧困ネットワークあいち関連の活動…
2010年3月現在、「反貧困ネットワークあいち」は、5月松に発足予定で、まだ正式に発足していないが、その母体となる動きは存在する。

昨年開催された派遣切り抗議集会http://www.news.janjan.jp/living/0903/0903270266/1.php
反貧困フェスタhttp://www.news.janjan.jp/living/0810/0810200806/1.php
愛知県各地で開催された派遣村http://www.news.janjan.jp/area/0903/0903239976/1.php
派遣村交流集会http://www.news.janjan.jp/living/0908/0908289462/1.php
先日開催された「反貧困ネットワークあいちに向けた集会」http://www.janjannews.jp/archives/2799987.html
 反貧困ネットワークに向けて・ブログ
 反貧困ネットワークに向けて・mixiコミュニティ
 「反貧困ネットワークあいち」結成に向けての大集会、見事に成功
 (「反貧困 あいち」と検索すると出ます。ひらがながポイントです)
 

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反貧困ネットワーク京都のブログへようこそ。京都から「反貧困」でつながろうとする人々の情報を載せていきます。2009年12月5日に設立集会を行い、ネットワークをつくりました。

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名義はいずれも 反貧困ネットワーク京都(ハンヒンコンネットワークキョウト)
◆年会費 個人1000円 団体10000円
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